外資はお勧めなのか?
外資はお勧めなんですか?という質問を時々いただきます。でも日本企業はお勧めなんですか?と聞いてくる人はいません。
- 外資がお勧めかどうかという質問は、日本企業はお勧めか?と聞くよりも遙かに広い範囲を含んでいます。外資といってもものすごく幅があります。その度合いは様々な日本企業の違いを云々するよりも多分広いでしょう。
- そうすると、当然一概に外資はいいですよ〜なんて無責任なことは言えなくなってきます。
- 普通の人が就職といえば日本企業への就職をまず前提に置くでしょう?当然ながら様々な職種もあり、会社もありとても「日本企業への就職はねぇ〜」なんて尺度で話はできませんよね。それと一緒です。
- 欧米の会社と日本の企業との一般的な違いはあります。それが私は本コーナーで取り上げてきたことでもあります。では外資にはそれがすべて当てはまるか?ということになると極めて疑問になってきます。
- 日本の企業でも一緒でしょ?そして外面は良くて内側はひどいという「優良日本企業」は実にたくさん存在します。これはなかなか就職の時には分かりにくいものですけどね。
- 企業分析の情報にアクセスすると様々な局面からのその企業の実態を見ることができます。成長性、財務健全性などなどですね。でもその辺の評価がとても高くてもいざ就職してみればおぇ〜と思うほど社員にたいしてはひどい企業もあるのが実情です。
- しかし私の見聞きした情報から言えることの一つは給料です。基本的に給料の高い企業はそれだけ社員という資産を重要視している場合が多いようです。
- とてもいい財務を誇る優良企業でも社員の福利厚生・給料に関しては「ひどい」の一言という会社は日本にも結構あります。外資にもあるかもしれません。ただ日本企業よりは確率は低いと思いますけどね。
- 敢えて言えば、成長性・財務状態などとても高評価なのに株価が全然上がっていかない企業などはこの手に当てはまるのも少なくないようです。社員を大事にしていない会社は往々にして株主も軽視していますからね。